2007年9月21日金曜日

第二新卒者の就職

昨年11月、東京・多摩地区の大学を卒業した第二新卒者の就職を支援する「ネクストキャリアセンター」を立ち上げたそうです。第二新卒者にとってありがたいですね。



「社会人基礎力」アルバイト通して学ぼう
 若者のコミュニケーション力や主体性、考える力などの低下が指摘される中、学生時代のアルバイトを通じ、企業が採用で重視する「社会人基礎力」を身に付けようという試みが4月から始まった。

若者のコミュニケーション力や主体性、考える力などの低下が指摘される中、学生時代のアルバイトを通じ、企業が採用で重視する「社会人基礎力」を身に付けようという試みが4月から始まった。

学生情報センター(本社・京都)は、一昨年春から全国70を超える大学の公式サイトで、大学生にアルバイトを紹介している。「学生アルバイト情報ネットワーク」の名称で、同センターグループの「ナジック・アイ・サポート」が運営。月平均10~15万人がアクセスし、登録企業は約5000社に上る。大学ごとの厳しい基準をクリアした信頼性の高い職種が掲載されている。

 学生は職種や時給、エリアといった条件からアルバイト先を検索していたが、4月から「社会人基礎力」という項目が検索条件に加わった。経済産業省が定義する社会人基礎力=表=の3項目のうち、自分が身に付けたい能力を選択すれば、その養成に適したアルバイト先を見つけられる。

 同センターの西尾謙副社長は「アルバイトと就職は別なものと考えられていたが、せっかく就労体験するなら、アルバイトがその先の就職につながるよう一本のキャリアとして認識することが大切」と力説する。

 社会人基礎力は、学力と連動するとされていたが、「ここ数年、必ずしも学力と社会人基礎力が連動しないというケースが増えている」(ナジック・アイ・サポートの藤井一成常務)という。

 3月に、各大学のアルバイト情報サイトに試験的に社会人基礎力12項目を入れ、学生の関心度を調査したところ、最も関心が高かったのが、仕事への忍耐力をつける「ストレスコントロール力」で、主体性や発信力など、積極的に取り組む力が付く仕事への関心は低い傾向にあった。

 同センターは昨年11月、東京・多摩地区の大学を卒業した第二新卒者の就職を支援する「ネクストキャリアセンター」を立ち上げた。ニートやフリーターの就職対策として始まったが、スタートしてみると、登録者の8割が公務員試験や司法試験などからの進路変更組だった。藤井常務は、「母校は卒業後までは面倒を見てくれない。こうした第二新卒層に、研修を通して社会人基礎力をつけさせ、貴重な戦力に育てたい」と意気込んでいる。

(2006年4月3日 読売新聞)

引用元:YOMIURI ONLINE
http://job.yomiuri.co.jp/hunt/saizensen/hu_sa_06040301.cfm
第二新卒

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